妊婦の食欲増進と低下

妊娠初期はホルモンバランスが大きく変化するためつわりを引き起こし、食欲にも変化が出ます。妊婦の多くがつわりによる胸のムカムカや体のだるさにより食欲が低下します。食べつわりになると胃の中に食べ物が入っていないと吐き気がするので、普段より食べる量が多くなります。出産するまではお腹の中にいる赤ちゃんに栄養を与えなければならないので、たくさん食べて脂肪を溜め込むのは悪いことではありません。食べつわりの場合はドカ食いをするのではなく、胃の中を空にしないように何回かに分けて食べると良いです。妊娠中期以降も大量に食べ続けると妊娠糖尿病など病気に発展する恐れがあるため、カロリーコントロールが大切です。野菜から最初に食べて血糖値の急激な上昇を防ぐなど工夫します。反対につわりによって食欲が出ない時は、うどんやゼリーなど食べやすい物を選びます。妊娠初期に栄養バランスが整っていなくても赤ちゃんの成長には影響は出ないとされているので、つわりが落ち着くまでは食べられる時に食事をします。ただし嘔吐がひどいのに食事もできない状態だと脱水症状になる可能性があるため、水分補給はしっかり行います。水ですら受け付けない時は妊娠悪阻で入院します。

妊婦は糖尿病に注意が必要

妊婦の方は妊娠の影響により血糖値が増加し、糖尿病を発症することがあります。この状態を妊娠糖尿病と言いますが、栄養過多で赤ちゃんが大きくなりすぎて、その為に早産になってしまうケースがあります。無事に出産した赤ちゃんにも低血糖などの異常がみられるケースもあるので、注意が必要です。
妊娠によって糖尿病が起こる原因としては赤ちゃんに栄養を与える為に脂肪を分解してブドウ糖を作るので、ブドウ糖が過剰になることがあります。また妊娠中はインスリンを分解するような酵素が分泌されるので、より一層糖尿病になるリスクが高くなるのです。
治療法と対策で有効なのは食事療法です。通常の糖尿病と似ていて、高カロリーなものや糖質の過剰摂取をやめることで防げます。具体的には一日の総摂取カロリーを1500~1600キロカロリーくらいに抑えたり、野菜中心の薄味の献立にすることで改善が見込めます。
食事療法と合わせてウォーキングなどの軽い運動をすることも改善に必要なことです。ただし、妊娠中なので無理のない範囲で運動を行うことが重要です。食事療法や運動でも血糖値の改善が見られない場合にはインスリンを使用した薬物療法で治療する必要があります。

妊婦の便秘解消法は

妊娠をするまでは、便秘などしたことがなかったような人でも、妊娠をきっかけに便秘になることがあります。
原因としては、今までのように運動が出来なくなったことがあったり、ホルモンの影響によって妊婦は便秘になりやすくなるからです。
解消をするためには、運動を取り入れていきたいところですが、妊婦が出来る運動は限られていますので、無理をするわけにはいきません。
トイレに座って踏ん張るのもよくありませんので、無理をして出そうとするのは赤ちゃんに悪影響を与えることになります。
便秘を放置しておくわけにはいきませんので、繊維の多い食事によって改善を試みることです。
腸内環境を整えることによって、排便を促しやすくなりますので、食事の改善を試みるようにしましょう。
それでも便秘が治らないのであれば、医師に相談をして薬の処方をしてもらわなくてはなりません。
妊娠中にはできるだけ薬を飲みたくないと思ってしまうかもしれませんが、放置しておくほうがよくありません。
医師が処方してくれた薬であれば安心ですので、処方されたとおりにのむようにしましょう。
妊娠の状態によっては、軽い運動が許されることもありますので、医師に相談の上体を動かすようにすることもできます。